肥厚性鼻炎 鼻茸の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
肥厚性鼻炎で、風邪をひくと鼻が詰まり、鼻水はねばねばして色がついています。特に左の鼻は完全に詰まっています。
10年前に鼻茸を取る手術をしたのですが、6年前に再発して鼻茸が出来、また手術を勧められています。
77歳 女性
講演会で植松の漢方の話を聞いて来店されました。舌の色や便通の具合をお聞きして、症状に合った漢方の煎じ薬をお出ししました。
半年くらい飲まれて体調も良くなり病院へ行きましたら、鼻茸の手術をしなくてもよくなったとのこと。とっても喜ばれたのが印象に残っています。
その後もまた鼻茸が再発しないようにと相談を受けました。鼻のお薬と、便秘もひどく腰も痛いので両方に効く漢方薬を16年間飲みつづけられました。95歳になられて天寿を全うされました。その間、自営業をされていたので、最後に入院されるまで元気に店頭に立ってお客様の相手をされていたそうです。
鼻茸は慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎と関係が深く、症状としては左右どちらか、あるいは両方が鼻づまりの状態になるといわれます。ひどくなると鼻で息が全くできなくなったり、鼻の穴からきのこのような形の鼻茸が顔を出すこともあります。
また匂いを感じる神経を圧迫することで嗅覚が鈍くなったり、匂いを全く感じなくなることもある病気で、ひどくなると手術で取り除く様です。
この方もかなり大きくなっていて、手術をすすめられていましたが、漢方の煎じ薬を飲んで体質改善し、その後16年間一回も再発しませんでした。
また漢方で腰の痛みや便秘を改善していたので、ずっとお元気で、いつも髪の毛をきれいに結っていられて、忘れられないお客さまです。
担当 薬剤師 中医相談員 植松光子
TEL:049-245-6637
住所:埼玉県川越市砂新田2-8-7